人を変えたいと思うのも…

気になる友人がいた。
何が気になったかというと、心の本当の望みがあるのに、それを否定するようなことをいつも言っているように感じたからだ。

わたしはその友人に物申したくなった。

「口でいくら否定していても、本当の望みはバレてるよ。素直に心が求めることをしようよ。」って。

わたしが言ってあげないと、と思ってた。
女はお節介なところがいいところよね、と言い訳まで考えていた。

でも、ある時思った。

それって人を変えようとする行為じゃないか、と。

もちろん、わたしはその友人に幸せになって
欲しいからそう思ったのには違いない。

でも、言われた方はどう思うか。

言い方もあるし、愛を込めて伝えれば伝わるかもしれないけど、

「この人はわたしを変えようとしている。今の自分を否定されている」と考えるんじゃないかって思ったんだ。

そしたら、過去のある出来事をハッと思い出した。

わたしはある人から、自分がすごく気にしていることを言われて傷ついたことがあった。
そして、それを忘れられないでいた。

でも…もしかして…
彼はわたしをよくしたいと思って言ったのではないだろうか。

その思いに気がついた時に、ゆるせなかった固い心が溶けていった。

傷つけられた、あんな言い方ないじゃない、と思っていたけど、その時のわたしは彼に言われた通りだったかもしれない。

彼もトゲのある言い方をする理由もあったのだろう。

でも、わたしもその相手も、
その時の自分たちではない。

あの時はお互い尖っていたねぇ…と今やっと笑えるかな。

こうやって過去は変わる。
こうやって人の心は変わる。

冒頭にかいた気になる友人に対しても、言ってみてもいいのかな。

どんなふうにしたって、愛があればゆるされるのかもしれない。

それは必要な過程をたどって。

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