戦争というドラマを見てる私たち
コンゴ民主共和国における性暴力の蔓延。
もう生命を産みすことができない身体にされてしまうということは、時間をかけて苦しみと痛みを植え付けた上に、生命を絶やす。
「女を修理する男」というタイトルから想像できる範囲を超えていた。
コモビシネマの集まりで、10人くらいの仲間と観ていた。
あまりの重さで、わたしは一人では観られなかったと思う。
女性たちが立ち上がるところでこのストーリーは終わる。
皆の感想も一人一人違っていた。
もちろん何が正しいかなんてわからない。
今なにかを書こうとしても、
人の根源的な悪や
死と苦しみという恐れに関わることだから、
表現がとても難しい。
「たとえ世界は救えなくても君を救いたい。守りたい」
MINNMIの曲の歌詞で、わたしが大事にしている言葉。
わたしは目の前の人を救うことしかできない。
けれど、みんながみんなの目の前の人を救うことが出来たら、世界はよくなるのではないかと思っている。
私たちの心の深いところ、潜在意識の奥の方では皆繋がっていると心理学者のユングは解いている。
もしかして私たち一人一人の中にある小さな悪や恐れが戦争を許してるのかもしれなくて。
でも、悪の気持ちも恐れも人間だからあるよね。
「祈りましょう」という言葉が映画の中に出てきた。
自分の心が平和であるように祈る。
いまの私にできることは、まずそこからかな。
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