手放しの四月


どこまで手放せるかは
どこまで内に集中できるか

手放せば、そこには拓けた場所があり、
手放したつもりでも、実は全部つながっている世界がある。

はずだ。

・.○・.○・ ・.○・.○・ 
ああかがやきの四月の底を
はぎしり燃えてゆききする
おれはひとりの修羅なのだ

宮沢賢治「春と修羅」より

0コメント

  • 1000 / 1000